BUSINESS

事業紹介

3つの領域が
互いに真価を発揮しながら、
豊かなシナジーを生み出していく。

 私たちの社名である「トリプルワン」には、実は様々な意味が込められています。その筆頭となるのが、私たちが推進している3つの事業フィールド。「エンジニアリング事業」「システム事業」「プロダクツ事業」がそれぞれ独立したビジネスを展開しながら、時には互いが有機的に組み合い、三位一体となって大きなシナジー効果を発揮します。私たちのいちばんの強みは、こうした垣根の無い協力体制にあるのかも知れません。

ENGINEERING

エンジニアリング事業

LSIテクノロジーを主軸に、
近未来の技術開発に貢献

 エンジニアリング事業部では、高密度集積回路であるLSI関連技術を基軸に、クライアントのニーズに応じたハードウェア・ソフトウェアの開発設計サービスを提供しています。
 当事業部では、これまで通信・画像系のLSI開発を数多く手がけ、近年では最先端のミラーレスカメラに組み込まれるイメージセンサーの開発に携わるなど、第一線の製品づくりに注力してきました。さらに大手電機メーカーからは次世代チップの設計オファーが寄せられる等、新たなLSIの設計・開発・検証を通じて近未来のエンジニアリング技術構築に貢献しています。
 ASICやSOCなど、論理設計段階で複数の機能が組み込まれたシステムLSIの開発が行えるのも当事業部の強み。これらは一度組み上げると修正がきかないため、わずかなミスも許されません。そうした繊細な技術が求められる案件を任せて頂けるのは、四半世紀にわたり培ってきた経験の蓄積、仕様書の段階から提案できる総合力、そしてクライアントとの深い信頼関係があってのことと言えるでしょう。
 コンピュータの心臓部ともいえるCPUの性能が日進月歩で向上し、最近はCPUボードに様々な機能や用途が組み込まれるようになってきました。そこはまさに当事業部が得意とするLSI技術の腕の見せどころであり、私たちだからこそ可能となる領域も多々あります。今後は高齢化に対応する介護補助システムや、高感度センサーと画像技術を融合させたロボットなどの分野で、独自技術を生かした自社製品の開発にも取り組んでいく方針です。

PRODUCTS

プロダクツ事業

EMSに技術的な
プラスアルファを加えた、
独自展開に注力

 製造業のなかには、自社工場を所有しない“ファブレス”と呼ばれる会社が多くあります。プロダクツ事業部では、そうしたファブレスのクライアントを中心に、依頼された設計オーダーを製品化して納品する「メーカー商社」的なEMS事業を展開しています。
 創業時、プロダクツ事業部はIT部品の販売代理店という立ち位置でした。そこに付加価値をつけるため、販売だけでなく製品化提案を行い、部品調達、組み上げから納品までを一元化する仕組みを構築。一度のオーダーで完結できるためファブレス企業から重用され、安定的なリピート受注を獲得しています。
 実は日本を代表するような大手メーカーも、プロダクツ事業部にとって大切なクライアントです。少ロットや短納期、製造休止品の再発売など、自社工場の大型ラインに乗せるには不都合なケースが、メーカーでは不定期に発生します。当社のプロダクツ事業部はそうしたオーダーにフレキシブルに対応できることから、長きにわたり良好な関係を構築してきました。通信機器や無線機器の制御基板、半導体検査装置向け制御基板、さらには船舶搭載機器用センサー基板など、寄せられるフィールドは多岐にわたっています。
 最近は私たちプロダクツ事業部と同様のサービスを、インターネット通販で展開する会社が出現しています。しかし私たちはあくまでも“対面”を重視し、豊かなコミュニケーションから得られるトピックを製品化に反映させてきました。これこそがプロダクツ事業部の強みであり、今後もネット通販では得られない技術的なプラスアルファを提供することで、クライアントの期待を上回る成果に結びつけてまいります。

SYSTEM

システム事業

メカトロニクスの
スペシャリストが集う、
最先端の開発環境

 システム事業部は横浜事業所内にあり、メカトロニクスの設計・製作に取り組んでいます。主なクライアントは世界有数の半導体製造検査装置メーカーであり、そのことからも当事業部に寄せられる信頼の厚みがおわかりいただけるでしょう。
 システム事業部の強みは、繊細かつ正確な技術水準の高さだけでなく、疑問点が生じれば即座に解決行動に移るフットワークの軽さにあります。特にメインクライアントとは20年以上にわたり豊かな関係を築いており、時に漠然とした要望が寄せられても芯となるニーズを汲み取り、迅速に反映させることで圧倒的な信頼を積み上げてきました。
 システム事業部に集うエンジニアは個々が得意分野のスペシャリストであるほか、全員が最先端の3D-CADを扱えることから部門間の交流が活発で、互いに刺激し合いながら技術を磨き合っています。近年では搬送システムをサポートするロボット開発など、近未来を担う技術の構築に向け全員体制で取り組んでいます。その先には自社オリジナル製品への取り組みを見据えており、「今ある技術に”夢”を乗せて進展させる」という経営ビジョンの具現化にも、皆が楽しみながらチャレンジしています。
 横浜事業所は平成26年4月にKES・環境マネジメントシステム・スタンダードを取得し、CO2の削減など環境負荷の改善に取り組んできました。今後も環境の保全に対し厳しい目で臨み、業務のみならず社会的にもより貢献できる体制づくりを目指します。

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